刺されて一番つらいのは最初の30分。その30分に薬を探し回ることになります。刺され事故が集中する9〜10月の前に、小さなポーチひとつにまとめておく——実際に車へ積んでいる7つを、この夏2回刺された経験を踏まえてご紹介します🐝
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蜂に刺されて一番つらいのは、最初の30分です。その30分に、家の中を「冷えピタどこだっけ」「薬あったかな」と探し回ることになります。私自身、この夏にキイロスズメバチに手首を刺され、手が「クリームパン」になりました。そのときに痛感したのが、備えは刺される前にしか用意できないという当たり前のことでした。
刺され事故は9〜10月に集中します。庭仕事・草刈り・キャンプ・お墓参り。蜂に近づく予定がある方は、この時期だけでも小さなポーチにまとめておくと安心です。ここでは、私が実際に車に積んでいるものを基準にご紹介します。
息苦しさ・じんましん・めまい・吐き気が出たら、応急処置より119番です。アナフィラキシーは刺されてから短時間で進みます。セットは「局所の症状を和らげるためのもの」で、全身症状の代わりにはなりません。処置の詳しい手順は蜂に刺されたときの応急処置にまとめています。
刺された直後にまずやるのは流水で洗い流すことです。毒を薄め、傷口の汚れを落とします。屋外では水道が近くにあるとは限りません。ペットボトルの水を1本、セットと一緒に積んでおくだけで違います。私は500mlを常備しています。
吸引器です。刺された直後、まだ毒が広がる前に使うためのもの。効果には個人差があり、これで完全に毒が抜けるわけではありませんが、「何もできずに待つ」よりは手を動かせます。1,000円前後で買えます。応急処置の記事でも触れています。
絶対にやってはいけないのが、口で吸うこと。口の中に傷や虫歯があると、そこから毒が入ります。昔ながらの方法ですが、今は推奨されません。
虫刺され用の市販薬です。かゆみと炎症を抑える目的で使われます。どの製品が合うかは体質や年齢によって変わりますし、お子様には使えないものもあります。購入前に薬剤師にご相談ください。私は薬局で相談して選んだものを積んでいます。
なお、ステロイド外用薬を医師から処方されている方は、そちらを優先してください。私も受診したときに処方されました。
腫れと痛みを抑えるには冷やすのが基本です。叩くと冷たくなる使い捨てタイプなら、冷蔵庫がなくても使えます。屋外作業のときはこれが頼りになります。保冷剤を凍らせて持ち出す場合は、溶けるまでの時間を考えて2個以上あると安心です。
冷やすときはタオル越しに。直接当てると凍傷になることがあります。
傷口からの感染を防ぐためです。刺された箇所を掻き壊してしまうことが多いので、あとから化膿することがあります。小さなボトルで十分です。
ここは種類によって話が変わります。
案外これが大事です。バラバラに置いてあると、いざというとき見つかりません。中身が見える透明ポーチか、目立つ色のものがおすすめです。車のダッシュボードや玄関など、決まった場所に置いておきます。
通販で選ぶ場合の参考に置いておきます(価格・在庫はリンク先でご確認ください/広告リンクです)。医薬品については、必ず薬剤師にご相談のうえお求めください。
アナフィラキシーの経験がある方には、エピペン(アドレナリン自己注射薬)が処方されることがあります。市販では買えません。医師の診察と処方が必要です。
私も刺されたあとに相談しましたが、初回だったこともあり、そのときは見送りになりました。ただ、過去に刺されて全身症状が出たことがある方、繰り返し刺される環境にいる方は、一度アレルギー科で相談してみる価値があると思います。血液検査で「蜂毒に対する抗体ができているか」を調べることもできます。
刺された本人がパニックになっていて、家族が探すという場面はよくあります。「玄関の下駄箱の上」「車の助手席の物入れ」など、決まった場所に置いて、家族全員に共有しておきましょう。中身は年に一度、使用期限を確認して入れ替えます。
応急処置セットは保険です。使わずに済むのが一番いいので、あわせてこちらもどうぞ。