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トップ お役立ちコラム 越冬前の隙間封鎖

来年、巣を作らせない
10〜11月にやる「隙間封鎖」7箇所

春の巣作りは、冬を越した女王蜂がたった一匹で始めます。起点は「女王が入り込める隙間」。そこを秋のうちに塞げば、来年の営巣はかなり減らせます。換気口・軒天・戸袋・配管まわりなど7箇所を、使う道具つきでチェックリストにしました🐝

越冬前の隙間封鎖

※本記事にはアフィリエイト広告(PR)を含みます。※記事内の画像は内容をわかりやすく示すためのイメージ図です。

来年の巣は、今年の秋に決まります

蜂の巣を駆除していると、「毎年ここに作られるんです」というお話をよく伺います。これには理由があります。

スズメバチもアシナガバチも、秋に生まれた新しい女王蜂だけが冬を越します。働き蜂も、それまでの女王蜂も、冬には死んでしまいます。生き残った新女王は、朽ち木の中や屋根裏、壁の隙間などで単独で冬眠し、春(4〜5月)に目を覚まして、たった一匹で巣を作り始めます

つまり、春の巣作りの起点は「一匹の女王が入り込める隙間」です。そこを秋のうちに塞いでおけば、来年の営巣をかなり減らせます。10〜11月は、この作業に一番いい時期です。蜂の活動が落ち着き、まだ寒すぎず、パテやコーキングもよく乾きます。

⚠️ 塞ぐ前に必ず確認してください

中にまだ巣や蜂がいないか、確認してから塞いでください。閉じ込めると、蜂が別の出口を探して室内側に出てくることがあります。壁の中や屋根裏で羽音がする、特定の隙間から出入りしているという場合は、塞ぐ前にご相談ください。

塞ぐべき場所——7箇所チェックリスト

① 換気口・通気口

台所・浴室・トイレの換気口、基礎の床下換気口。網が破れている、そもそも網がないという家は多いです。ここは実際に営巣される代表格で、当店でも「換気窓の破れた網の中に巣」という現場がありました。

対処は防虫網(ステンレスメッシュ)を張ること。通気をふさいでしまうとカビや結露の原因になるので、目の細かい網で覆うのが正解です。パテで完全に埋めてはいけません。

② 軒天(のきてん)の隙間・板の継ぎ目

屋根の裏側の板です。経年で反ったり、釘が浮いたりして数ミリの隙間ができます。女王蜂はそこから屋根裏に入ります。コーキング材で埋めます。

③ シャッターボックス・雨戸の戸袋

内部が空洞で、雨も風もしのげる——蜂にとって好条件です。しかも人が滅多に開けません。秋のうちに一度開けて中を確認し、隙間があれば塞ぎます。

④ エアコンの配管貫通部

壁に穴を開けて配管を通している部分です。施工時のパテが痩せて隙間ができていることがよくあります。エアコン用パテ(乾かない粘土状のもの)で埋め直します。ホームセンターで数百円です。

室外機そのものに営巣されるケースも多いので、こちらの記事もあわせてご覧ください。

⑤ 外壁のひび割れ・モルタルの欠け

数ミリの割れでも、蜂は入ります。外壁用の補修材かコーキングで埋めます。ひびが大きい(幅5mm以上、長さが伸びている)場合は建物側の問題かもしれないので、工務店に相談を。

⑥ 屋根と壁の取り合い部・破風板の隙間

屋根の端の部分です。高所になるので、ここは無理をせず業者に。脚立からの転落は毎年多い事故です。

⑦ 物置・車庫のドアの隙間、ブロック塀の穴

意外な盲点です。ブロック塀の空洞や、物置の扉のゴムパッキンが劣化した隙間。隙間テープで対処できます。

使うもの

参考リンク

通販で選ぶ場合の参考に置いておきます(価格・在庫はリンク先でご確認ください/広告リンクです)。

💡 「全部やる」必要はありません

7箇所すべてを完璧に塞ぐのは現実的ではありませんし、通気を殺すと家に良くありません。過去に巣を作られた場所の周辺と、換気口——この2つだけでも効果があります。まずは巣ができたことのある場所から見てみてください。

隙間封鎖と一緒にやると効くこと

塞げない場所には、忌避処理を組み合わせます。木酢液やハッカ油を使った方法を予防の記事にまとめています。春先(3〜4月)にもう一度散布しておくと、女王蜂が営巣場所を探す時期に効きます。

また、巣を取った跡の掃除が済んでいない場所があれば、そちらも先に。フェロモンが残っていると、せっかく塞いでもすぐ隣に作られます。

⚠️ 高い場所は本当に無理をしないでください

この記事でご紹介した作業のうち、軒天・破風板・2階の換気口は脚立や梯子が必要な高さです。秋は日が短く、夕方の作業は足元が見えにくくなります。届かない場所は「来年、巣ができたら業者を呼ぶ」と割り切るのも立派な判断です。

壁の中で羽音がする——それは塞ぐ前にご相談を

閉じ込めると、蜂は別の出口を探して室内に出てくることがあります。
離れた場所から写真を撮って、無料で概算見積をどうぞ。