蜂駆除で本当に怖いのは、蜂そのものより暑さで判断が鈍ることと、脚立の上でふらつくこと。防護服は針を通さないぶん、風も通しません。暑さ対策の本命である空調服の選び方と、蜂の現場で使うときの注意点をまとめました🐝
※本記事にはアフィリエイト広告(PR)を含みます。※記事内の画像は内容をわかりやすく示すためのイメージ図です。
蜂駆除の防護服は、蜂の針を通さないために厚い生地で作られ、首・手首・足首をすべて締め切ります。通気性は、ほぼありません。
7〜8月の日中、屋根の上や日当たりのいい軒下で作業していると、服の中は蒸し風呂です。汗でゴーグルが曇り、視界が悪くなります。手が滑ります。集中力が落ちます。
そして、これが一番危ないところです。蜂駆除で本当に怖いのは、蜂そのものより「暑さで判断が鈍ること」と「脚立の上でふらつくこと」です。私は今シーズンキイロスズメバチに刺されていますが、あのときも真夏の日中でした。
「プロの道具シリーズ」として、蜂駆除の現場で使う道具を紹介していきます。第1回は、暑さ対策の本命である空調服(ファン付きウェア)です。夏の屋外作業をされる方全般に通じる内容にしました。
腰のあたりに小型のファンが付いていて、服の中に外気を送り込むウェアです。バッテリーで動きます。
仕組みは「風で汗を蒸発させて、その気化熱で体を冷やす」というもの。エアコンのように冷たい空気が出るわけではありません。ここを誤解すると「思ったより涼しくない」となります。汗をかいている状態でこそ効きます。
風量が強いほどバッテリーの消費も早くなります。カタログの「最大◯時間」は弱運転での数字であることが多いので、強で使う前提なら半分程度と見ておくと安全です。1日作業するなら予備バッテリーか、大容量タイプを。
意外に思われますが、空調服の生地は風を通しにくいほうがいいんです。送り込んだ空気が生地から抜けてしまうと、服の中を空気が巡りません。裾や襟から抜けていく設計になっているものを選びます。
蜂駆除で使うなら、防護服の下に着ることになります。その場合はかさばらないベストタイプが現実的です。一般的な屋外作業なら、腕を守れる長袖も選択肢に入ります。
服・ファン・バッテリーがそれぞれ別売りというメーカーが多く、「服だけ買って動かなかった」という失敗がよくあります。セット品かどうかを必ず確認してください。メーカーが違うと互換性がないこともあります。
通販で選ぶ場合の参考に置いておきます(価格・在庫・セット内容はリンク先でご確認ください/広告リンクです)。
道具に頼る前に、効くことがいくつかあります。
めまい・立ちくらみ・こむら返り・大量の汗のあとに汗が止まる——これらが出たら、作業を中止して涼しい場所へ。脚立や屋根の上でこれが起きると、蜂に刺されるより深刻な事故になります。「もう少しで終わる」が一番危ない考え方です。
夏場に作業へお伺いすると、日陰や冷たい飲み物を差し出してくださる方がいらっしゃいます。本当にありがたいです。
そのうえでお願いしたいのは、「作業を急かさないでいただけると助かります」ということです。防護服の中の暑さは外から見えません。少し休ませていただくことが、結果として安全で確実な作業につながります。